このプロジェクトは、埼玉の水源地を守る「水のトラストしよっ基金」の一環として、水とたくさんの生きものを育む両神山の森を守ることを目的としています。両神山は標高1,723m、秩父多摩甲斐国立公園の一部を成し、首都圏の人々の暮らしを支える水を育み、百名山のひとつとして全国から訪れる登山者たちを魅了しています。しかし、両神山に広がる森の多くは私有地です。自然を確実に守り続けるしくみがない日本では、寄付を集めて買い取るトラストという手段が最も有効です。両神山にはまだまだ守らなくてはならない森が広がっています。豊かな自然と美しい景観、そして古来より受け継がれてきた霊山としての歴史・文化を守り、将来の世代に引き継いでいけるよう、ぜひ、当プロジェクトへの寄付をお願いいたします。
1万円以上の寄付者特典
両神山の美しい自然のオリジナル記念切手シート(限定1,000 枚)をプレゼント。
シート見本
会報「ナチュラルアイ」を一般の方に1年間隔月でお届け。
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プロジェクトの状況
2020年12月3日
寄付月間2020「秩父の森を、子どもたちに守りつなごう」キャンペーンを実施
プレスリリース
2020年9月4日
(株)サイニチホールディングスと協賛に関する覚書を締結・更新
プレスリリース
2019年8月5日
(株)サイニチホールディングスと協賛に関する覚書を締結・更新
プレスリリース
2018年6月28日
(株)サイニチホールディングスと協賛に関する覚書を締結
プレスリリース
2016年1月26日
両神山ナショナルトラストのオリジナル切手シートが完成
シート見本
2015年11月3日
両神山ナショナルトラストのパンフレットを作成
パンフレット
2015年9月29日
両神山2号地を取得。埼玉県庁で記者会見
プレスリリース
今後の構想
日本百名山*に数えられ、多くの登山客に愛される両神山の森を後世に守りつなぐために、地元の方々ともご相談しながら、次のような活動を進めていきたいと考えています。
● 両神山の写真を広く募りfacebook等で紹介
● 応援団の募集(ご寄付、現地での調査や維持管理作業に協力してくださる方など)
● 応援団を対象としたガイドツアーの開催
● 地元の方々と応援団が交流できる機会の創出
● 動植物など自然環境の調査
● 地域自然資産法*の活用(森の保全と利用について、国・県・町や地元関係者との連携など)
● 両神山麓でトラスト地を拡大
日本百名山 作家で登山家でもあった深田久弥氏の書籍「日本百名山」にて紹介された100ヶ所の山です。著者自ら登った山のうち、品格・歴史・個性を兼ね備え、原則として標高1,500m以上の山が選ばれています。
地域自然資産法 2014年6月に成立、2015年4月に施行された「地域自然資産区域における自然環境の保全及び持続可能な利用の促進に関する法律」です。重要な自然環境がある区域について、都道府県や市町村が計画を定め、入域料を徴収したり、その区域の保護に賛同する方から寄付を募ったりして、自然の保全や持続可能な利用を進めることを目的としています。
看板の設置
たいせつな水とたくさんの生きものを育む森を守るため、山中に看板が設置さいれています。両神山を訪れるたくさんの方々に、美しい水源の森を将来世代に守りつなぐ「両神山ナショナルトラスト」を知っていただき、活動への理解や協力の輪が広がることを目的としています。
両神山ナショナルトラスト取得地
両神山1号地
東京湾に注ぐ荒川の源流域で、両神山を水源とする小森川に面した標高800m付近に位置します。サワグルミ、シオジ、ブナ、ミズナラなど落葉広葉樹を主体とした水源の森は、秩父の豊かな自然の象徴であるクマタカやツキノワグマ、カモシカの生息域にあたる生命の森でもあります。
プレスリリース
[所在地]小鹿野町両神薄白井差 [面積]58,679㎡(登記簿面積) [地目]山林 [取得日]2014年3月20日 [取得方法]買取
両神山2号地
主要な登山口である日向大谷から、天理岳、辺見岳、そして標高1,723mの山頂に至る、険しい峰々に囲まれた神聖な森です。一帯は秩父多摩甲斐国立公園特別地域に指定されています。山腹に分布するブナやミズナラの自然林は「声のブッポウソウ」として有名なフクロウの仲間「コノハズク」の県内で代表的な生息地となっています。また岩場には、春を可憐に彩るアカヤシオが見られます。
プレスリリース
各社新聞掲載(2015年9‐10月)
[所在地]埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄字両神 [面積]12,318,917㎡(登記簿面積) [地目]保安林 [指定区域]秩父多摩甲斐国立公園(特別地域、普通地域) [取得日]2015年9月15日 [取得方法]買取
夜の両神山に響くコノハズクの鳴き声