荒川大麻生公園
荒川大麻生公園(あらかわおおあそうこうえん)は荒川中流左岸の河川敷、熊谷市にある県営公園です。公園全域で約170ha、その約半分は県内でも有数の野鳥の渡来地となっている「野鳥の森」や河原特有の草花が咲き誇る「野草の広場」が広がっています。「野鳥の森」では年間を通じて100種類以上の野鳥を観察することができます。また、「野草の広場」では春から秋にかけて河原特有の希少な植物を観察することができ、荒川流域でも最も豊かな自然のある公園となっています。
スギ・アカマツ・クヌギ・ケヤキなどの針葉樹や落葉樹に混じり、アラカシ・シラカシ・ヤブツバキなどの照葉樹が生育していて、暑い熊谷の夏でも涼しい木陰を提供しています。林床にはベニシダ・イワガネソウ・ジャノヒゲなど暖地生の植物が多く生育しています。野鳥は、冬にアカゲラ・アカハラ・ルリビタキ、春と秋の渡りの時期にはキビタキ・オオルリ・クロツグミなど森林性の野鳥が見られます。
公園内の荒川に近い草地で、カラワナデシコ・カワラヨモギ・カワラハハコ・カワラサイコなど、減少の著しい河原特有の希少な植物のお花畑となっています。特にピンクの可憐な花をつけるカワラナデシコについては、県内の平野部では最大の自生地となっています。背丈の低い草地で、秋には高原で繁殖して南へ渡る途中のノビタキの姿を見ることができます。
この他、近くの荒川にシベリアから数十羽のコハクチョウが越冬にやってきます。また、河原では、カワセミ・イカルチドリなどの水辺の鳥が多く繁殖しています。
かつてこの一帯はアカマツが生い茂る「河原松山」と呼ばれ、小学校の遠足や行楽地として親しまれた場所でもありました。近年、マツ枯れや外来動植物の侵入、不法投棄などで自然が危ぶまれています。自然を守るボランティアにぜひご参加ください。毎月の活動は、下記イベント情報の欄をご覧ください。
大麻生公園エコ・パークボランティアパンフレットエコ・パークボランティアは、日本ビオトープ管理士会の後援を受けて実施しています。
お問合せ・お申込みは当協会「大麻生公園担当」(TEL 048-645-0570)までご連絡ください。
なお、当日の暑さによっては、開催時間の短縮、活動内容の変更、中止などの可能性があります。
あらかじめご了承ください。
楽しいイベントの企画を募集中です!イベントのアイディアはooasou@ecosys.or.jpまでお寄せください。
エコ・パークボランティア
~野鳥の森の園路柵整備その2~
9月に続いて「野鳥の森」で、園路柵の杭やロープの付け替え作業を行います。朽ちた古い杭を抜き取り、掛矢(かけや)を用いて新しい杭を打ち込み、杭に新しいロープを通して柵を完成させます。森の園路では小枝にとまる赤とんぼの仲間のナツアカネやアキアカネ、ミヤマアカネ、ノシメトンボなどが見られ、陽当たりのよい場所ではアワコガネギクの黄色い花が咲き始めています。
★中学生、高校生、大学生、企業の方々が参加した場合、ご希望により「ボランティア参加証(証明書)」を発行します。お申し込みの際、あらかじめお伝えください。
日時 2023年10月14日(土) 10:00~12:00(荒天中止)
対象 高校生~大人向け(保護者の同伴があれば小中学生も可)
参加費 無料
持ち物 長そで、長ズボン、帽子、飲み物、タオル、軍手、虫よけ
集合場所 荒川大麻生公園 自由広場駐車場
申込方法 前日までの平日9:00~17:00の間に電話にて受付中 ※当日参加可
わくわく野あそび隊
~秋の野はらで生きものさがし~
林縁や草はらでトンボを中心とした昆虫を観察します。アカトンボといっても、アキアカネ・ナツアカネ・コノシメトンボ・ノシメトンボ・マユタテアカネ・リスアカネなど、たくさんの種類がいます。捕まえてその違いをじっくり見てみましょう。さて何種類のトンボに出会えるでしょうか!
日時 2023年10月29日(日) 10:00~12:00、13:00~15:00(雨天中止)
対象 3歳~小学6年生向け(要保護者同伴)
参加費 一律300円(3歳未満は無料)
持ち物 飲み物、タオル、長そで、長ズボン、帽子、虫よけ、(あれば)観察道具
集合場所 荒川大麻生公園 自由広場駐車場
定員 30名(先着順)
申込方法 10月2日から、平日の9:00~17:00の間に電話にて受付 ※事前申し込み
大麻生自然塾
~木の実・草の実探検ウォーク~
実りの秋。冬を前にいろんな植物が実を結ぶ季節。鮮やかな赤い実、つやつやの黒い実、変わった形の実、豆、ひっつき虫などなど。実や種子の広がり方に思いを巡らせながら歩きましょう。里に下りてきた小鳥や冬鳥の姿や声も観察できるかも知れません。参加者のみなさまと一緒に、荒川大麻生公園のいろいろな秋を探します!
日時 2023年10月21日(土) 10:00~12:30(荒天中止)
対象 小学校高学年~大人向け(小学生は要保護者同伴)
定員 10名(先着順)
参加費 一律300円
持ち物 長そで、長ズボン、帽子、飲み物、タオル、(あれば)観察道具、虫よけ
集合場所 荒川大麻生公園 自由広場の南東側階段付近
申込方法 9月1日から、平日の9:00~17:00の間に電話にて受付 ※事前申し込み
物品の販売、業として行う写真や映像等の撮影、競技会、広告物の表示等には、条件があり、料金を設定しています。事前の相談・申請が必要となりますので、お問い合わせください。また、自由広場(グラウンド)の行為許可については、地図PDFに広場の名称を示しますので、申請・お問い合わせ時にご参照ください。
荒川大麻生公園利用料金表PDF
自由広場の名称図PDF
荒川大麻生公園は受動喫煙防止対策実施施設です。望まない受動喫煙の防止を図るため、敷地(トイレ内も含む)は全面禁煙です。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
荒川大麻生公園のコンセプトを大切にしながら、利用者のみなさまがお互いに気持ちよく公園での時間を過ごしていただけるよう、公園のルールとマナーを定めています。
荒川大麻生公園 利用者遵守事項(公園での禁止事項などをまとめています)
秩父鉄道
「ひろせ野鳥の森」駅徒歩5分
国道140号から、車で自由広場駐車場までの詳細PDF
公園内多機能トイレ
位置図詳細PDF